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2009.04.25 (Sat)

燃える心を(オペラ「椿姫」より)/G.ヴェルディ

燃える心を(オペラ「椿姫」より)
De' miei bollenti spiriti(La Traviata)
G.ヴェルディ テノール/辰巳直弘


http://piano.adam.ne.jp/asx/demiei.asx

椿姫はヴェルディ39歳の時に書かれた第18作目のオペラ。

原名の「La Traviata(ラ・トラヴィアータ)」とは「道を踏み外した女」という意で、直接的には娼婦のことを指すが、日本では主人公ヴィオレッタが椿の花を愛したこと、そしてヴェルディが台本としたアレクサンドル・デュマ・フィスの長編小説「La Dame aux camelias(椿の婦人)」に習って、一般的に「椿姫」と呼ばれている。

主人公のヴィオレッタは華やかな美貌を持つパリ社交界の高級娼婦。
しかし青年アルフレードの真摯な愛に心を動かされ、それまでの生活を捨て彼と一緒になる決意をする。
しかし、世間体を気にするアルフレードの父親によって二人の仲は引き裂かれてしまう。
ヴィオレッタは彼を愛するがゆえに身を引くが、やっと二人の仲が許された時にはヴィオレッタは重い病に冒されておりすでに死が近付いていた、という悲劇。

本アリア「De' miei bollenti spiriti(燃える心を)」は、オペラの第2幕冒頭でアルフレードによって歌われる。
愛するヴィオレッタと夢の同棲生活を始め「あれから3ヶ月、静かな田舎でヴィオレッタは生まれ変わった」と喜びを表す。
この後、アルフレードはヴィオレッタが生活費のために自分の財産を売却していたことを知り、それに気が付かなかった自分と恥じると共に、それらを取り戻そうとパリへ向う。
そこへアルフレードの父親、ジェルモンが登場しヴィオレッタに「息子と別れて欲しい」と頼み、物語は一気へ悲劇の階段を転がり落ちていく。

本アリアはどこまでも幸せに満ちた喜びの謳歌ではあるが、すでにすぐ傍に悲劇、ヴィオレッタとの永遠の別れが迫っていると思うと、この喜びの旋律の中に一抹の悲しみを感じる。

Lunge da lei per
あの人と遠く離れてしまったら
me non v'ha diletto!
僕に喜びはないんだ!
Volaron già tre lune
----もう三ヶ月が過ぎた
Dacché la mia Violetta
僕のヴィオレッタが
Agi per me lasciò, dovizie, amori,
僕のために安息も富も名誉も
E le pompose feste
ちやほやされることも
Ova'gli omaggi avvezza,
(みんな彼女の虜になってしまった・・・)
Vedea schiavo ciascun di sua bellezza
華やかなパーティーも捨ててしまってから----
Ed or contenta in questi ameni luoghi
そして今はこの心地よい場所に満足してくれている
Tutto scorda per me.
僕のためにすべてを忘れてくれる

Qui presso a lei
ここであの人の傍にいると
Io rinascer mi sento,
僕は生き返ったような気持ちになる
E dal soffio d'amor rigenerato
生まれ変わった愛の息吹に触れて
Scordo ne' gaudii suoi tutto il passato.
その喜びで過去を全部忘れてしまうんだ

De' miei bollenti spiriti
僕の燃え上がる想いの
Il giovanile ardore
若々しい熱を
Ella temprò col placido
あの人や癒してくれたんだ
Sorriso dell'amore!
愛の穏やかな笑顔で!
Dal dì che disse: vivere
---あの人が言った日から
Io voglio a te fedel,
「世の中のことを忘れ
Dell'universo immemore
あなたに尽くして生きたいわ
Io vivo quasi in ciel.
まるで天国で暮らしているようだわ」---と。
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