--.--.-- (--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:--  |  スポンサー広告  |  EDIT  |  Top↑

2009.08.09 (Sun)

合唱団創設のお知らせ

いつもお世話になります。辰巳です。
この度、滋賀県大津市を拠点として合唱団を立ち上げる運びとなりました。

これまで何度かお話したことがあるかもしれませんが、これまでの人生の中でぼくが号泣した演奏会というのが2つあって、一つはウィーン留学中に聴いたアーノンクール指揮のマタイ受難曲、そしてもう一つが小学生の頃に全校合唱で歌った「おかあさんの木」(原作/大川悦生)。
ピアノ曲やオーケストラ曲などあまたの曲あれど、ぼく自身、人目を気にすることもなく号泣し、心動かされたのはこの2曲、そしてこの2曲はいずれも合唱曲ということを考えると、少なくともぼくにとって合唱というジャンルは特別なものなんですね。

実は、10年ほど前に一度、合唱団の立ち上げを試みたことがあるんですね。
けれど当時は、ぼく自身、すべてにおいて力量不足で周囲に迷惑をかけてばかりで、結局1回演奏会を打っただけで頓挫してしまったんです。
あれから10年、一度は失敗したものの、ぼくの中にはおかあさんの木の中に流れる愛の尊さ、人間の愚かさ、命の大切さ、そしてマタイの中に流れる崇高な音楽と美と苦悩は片時もぼくの頭を離れることなく、今日、この日までずっとぼくを支配してきた。

もちろん、10年の間様々なことを学び、経験してきはしたけれど、ぼくが描く音にはまだまだ遠く険しい道のりであることは確かです。
けれど、一人でも多くの方におかあさんの木の中に流れる人間の愛の尊さ、そしてマタイの中に流れる美の極致を知り、感じていただくためには、いつまでもうずくまっているだけでは始まらない。

以前、指揮者のウーヴェ・ムント先生の元で勉強させていただいていた頃、こんな言葉をいただいたことがあります。

「演奏者の消える音を目指さなければならない」

当時はその言葉の意味がよく理解できず、漠然と心の引き出しにしまうことしかできませんでしたが、今となってその真意が少し見えたような気がしています。

アーノンクールのマタイの上演が終わった後、観客の誰一人として拍手ができませんでした。
とてつもなく美しい演奏であったにも関わらず、です。
アーノンクール自身も指揮台の上で身じろぎひとつせず、オーケストラの団員も然り。
時が止まるという表現はよく耳にしますが、まさにこれ以上ない「時が止まった瞬間」でもありました。
目の前に描き出された美があまりにも美しく高尚で、誰もがその世界から現実へ戻ることができなかった、いや、忘れていたんです。
聞こえるのはかすかなすすり泣きの声だけ。
そしてようやく5分ほどして、ゆっくりとアーノンクールが指揮台を降りて初めて拍手が静かに沸き起こる。
その日の夜、ぼくが耳にしたのは紛れもなく「演奏者が消えた」音楽、言い換えれば非現実な精神の中での究極の美でもありました。
そして、その演奏が聞き終えた後のぼくの心の中は、まるで一切の罪を洗い流されたかのような、至極透明で清清しいものでした。

我々人間は、社会の中で人それぞれに何らかの役割を与えられて生きています。
人によってそれは様々ですが、35年の間音楽の中に埋もれてきたぼくにとっては、音楽しかその手段を持ち合わせていません。
ご挨拶の項でもお話させていただきましたが、ぼくにとっての音楽は「自己の表現」というよりはむしろ「奉仕」であると思っているんですね。
医者が「体」を救うのであれば、我々音楽に携わるものは「心」を救わなければならない、ぼくは常にそう考えていますし、それがぼくの役割であると思っているんです。

この合唱団に参加していただいた方、そして演奏会で会場に足を運んでいただいた方が、この混沌とした社会の中で生きる苦しみやストレスから開放され、演奏する側は「喜んでもらえる幸せを」、そして聞く側はぼくが楽友協会ホールで呆然と立ち尽くしたあの瞬間を味わっていただけるよう、この合唱団での活動をぼくの音楽ライフの中の最重要課題と捉え、不惜身命の覚悟で取り組んでいく所存です。


さて、合唱団と言っても、当然、ぼく一人の力ではどうにもなりません。
むしろ、ぼくは合唱団の中で唯一音を出さない人間であり、実際にホールという無音のキャンパスに彩りを与えていくのは、合唱団一人一人の力に他なりません。
公私混同とのお叱りを受けるかもしれませんが、この場を借りて、本趣旨にご賛同いただき合唱団の創設にお力添えをいただけるメンバーの皆様を募集させていただきたいと思います。

この記事をご覧になった皆様で、歌に興味がある方、合唱をやってみたい方、またぼくの描こうとする世界にご協力くださる方がおられましたら、是非一度見学からでも構いませんのでお気軽にご参加いただければ幸いです。

BIWAKOオラトリウム合唱団創設メンバー募集

BIWAKOオラトリウム合唱団 創設メンバー募集

■ 合唱団概要
BIWAKOオラトリウム合唱団は、大津を拠点として主に宗教曲やオペラなどのクラシック合唱曲を演奏するために創設された合唱団で、初心者、経験者を問わず合唱を愛する方、本格的に合唱を楽しみたいという方であればどなたでもご参加いただけるアマチュア合唱団です。

■ 活動方針
年2回の定期演奏会を目標とし、うち1回はオーケストラを用いた大規模なクラシック合唱曲の上演を目指します。
参加する方、コンサート会場に足を運んでくださる方に少しでも「人の声の持つ美しさと可能性」と「クラシック合唱曲の味わい深さ」を感じていただくべく、音取りやアンサンブルにとどまらず、専門家を中心として発声や楽曲の解釈を始めとするクラシック合唱曲に取り組む際に基本となる技術、知識の習得に力を入れ、より質の高いハーモニーを目指します。

■ 指導
辰巳 直弘(指揮者・作曲家:ウィーン国際音楽ゼミナール主席卒業)
宝本 順子(声楽家:国立音楽大学声楽科卒・音楽劇団ミュージカルパーク代表)

■ 練習日・会場
毎週土曜日(月4回)10:30~13:00 京津線浜大津駅近辺施設

■ 団費
学生 2,000円/月
一般 3,000円/月

■ 体験入団・見学
体験入団・練習見学も随時行っております。
見学・入団希望、その他ご不明な点があれば
お気軽にお問い合わせください。

■ 入団申し込み・お問い合わせ
E-mail:biwakoorachor@yahoo.co.jp
077-567-5872(宝本)077-532-2463(辰巳)

■第一回定期演奏会
2009年12月23日(水・祝)13:30開場 14:00開演
大津市民会館小ホール 全席自由500円
G.F.ヘンデル メサイア(抜粋)他
指揮:辰巳直弘


Biwakoオラトリウム合唱団第1回定期演奏会練習日程表

09月05日(土)10:30~13:00 スカイプラザ浜大津練習室4 結団式
09月19日(土)10:30~13:00 スカイプラザ浜大津練習室4(女性)/音楽処辰巳屋(男性)
09月27日(土)10:30~13:00 フェリエ南草津6F音楽室(女性)/音楽処辰巳屋(男性)

10月03日(土)10:30~13:00 スカイプラザ浜大津練習室4
10月10日(土)10:30~13:00 スカイプラザ浜大津練習室4(女性)/音楽処辰巳屋(男性)
10月24日(土)10:30~13:00 大津祭曳山記念館多目的ホール
10月31日(土)10:30~13:00 大津祭曳山記念館多目的ホール

11月07日(土)10:30~13:00 浜大津スカイプラザ練習室4
11月13日(土)10:30~13:00 まちなか交流館ゆうゆうかん
11月21日(土)10:30~13:00 スカイプラザ浜大津練習室4
11月28日(土)10:30~13:00 スカイプラザ浜大津練習室4 ピアニスト合わせ

12月05日(土)10:30~13:00 まちなか交流館ゆうゆうかん ピアニスト合わせ
12月12日(土)10:30~13:00 まちなか交流館ゆうゆうかん ピアニスト合わせ
12月19日(土)10:30~18:00 まちなか交流館ゆうゆうかん 全曲通練

12月23日(水・祝)10:00~17:00 大津市民会館小ホール  本番(開演14:00)

※本番日の詳しいタイムスケジュールについては後日追ってお知らせいたします



なお、練習見学も随時行っております。
その他、ご質問等ありましたら、本ブログメールフォーム、上記記載メールアドレス(biwakoorachor@yahoo.co.jp)、お電話等でお気軽にお問い合わせくださいませ。
スポンサーサイト
19:07  |  お知らせ  |  EDIT  |  Top↑
 | BLOGTOP | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。