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2010.06.07 (Mon)

いのちのいっちょうめ

こんにちは。
今日は19日のヨハネ受難曲公演のレチタティーヴォの合わせを行いました。
忙しいスケジュールの合間を縫って参加してくださったソリストの皆様、お疲れさまでした!

さて、合わせが終わった後、小学校6年生の生徒さんがレッスンにいらして、今、学校で取り組んでいる曲「いのちのいっちょうめ」という曲をやったんですね。
この曲は本年度の全国学校音楽コンクール小学校の部課題曲なんですが、ふとぼくが合唱を始めた頃を思い出して、懐かしいというか、忘れていたものを思い出したというか。

風なんですよね。
頬をそっとかすめていく心地よい音楽の風。

年齢を重ねていくと、音楽に対する知識も技術も普通は深くなっていくし、その結果、表現の幅や説得力も増してくる。
その一方で、子供ながらの純朴さや素直さは失われてしまって、言葉を悪くするなら打算的で現実主義とでもいうのかな、どうすれば人の心を動かすことができるかという計算の上に音楽を組み立てていくようになる。
例えば今取り組んでいるヨハネでいえば、愛という大きなテーマが根底にあるわけで、子供らしい爽やかさとはまるで対極。

けれど人間の体には様々な栄養が必要であるのに似て、愛や哲学、情熱や達観といった高級食材だけでなく、素朴で安心する食材、例えばお味噌汁と鮭の塩焼き、大根おろしにほっとできるように、素朴な喜びも必ず必要な要素なはずなんですよね。

大曲に取り組んでいると、そうした簡単なことを忘れがち。
愛という非常に重量のあるテーマを扱いつつも、そこにさっと心を洗い流されるような爽やかさを併せ持った音楽。
それを見事に体現したのは、ぼくが知る限りはモーツァルトぐらいしかいないけど、それを小学生の生徒さんに逆に教えられ、はっとした一日でした。


いのちのいっちょうめ
平成22年度・第77回NHK全国学校音楽コンクール小学校の部課題曲
作詞:里乃塚 玲央 作曲:横山 裕美子
http://www.youtube.com/watch?v=lLVxyKh4wvo
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